高齢者目線の「交流型見守りサービス」販売開始
操作がしやすい『L1m-net』を活用
──タイホ防災──

2023年5月22日(月)
 総合防災企業のタイホ防災(大阪市住吉区)では、交流型高齢者見守りサービス『紡 〜つむぐ〜』の提供を開始たした。

 従来の「監視型」見守りサービスと違い、高齢者でも簡単に操作ができるというツール『L1m-net 』(エルワン ネット)を利用し、日常のコミュニケーションを行うことが安否確認にもつながるという内容。

『L1m-net』は、「スマホ」の操作が難しい高齢者目線でつくられたコミュニケーションツール。専用機器に専用カードをおいてボタンを押すだけで、利用者の状況を共有することができるというもの。専用カードには「元気を知らせる」「困りごと、相談がある」「外出する」などの他、個人で設定できるカードもある。 

 また、運営側からは「季節ごとのメッセージ」や「緊急のメッセージ」「心がホッとするメッセージ」などの音声による案内が届く。従来は「ピピピッ」という音のみの通知だったが、『紡』の場合にはメッセージをテンプレート化し繰り返すことで、聞き逃しにならないよう工夫されているとのこと。

 さらに、利用者からの通知が「半日以上」ない場合には、運営側に通知が届き、運営側が選任した地域の見守り隊が駆けつけ、利用者の安全を確認するという仕組みも。「利用者とその家族が離れて暮らしている場合いに特にこの特徴が活きる。そしてこのコミュニティシステムが紡の最大の特徴である──(同社)」

 何もなかったとしても、顔を合わせることで利用者と見守り隊のコミュニケーション機会となり、利用者が地域や人とつながるきっかけとなる。

「繭から糸を紡ぐように、日々のコミュニケーションを欠かさず積み上げていくことで、家族間の対話を紡ぎ、安心安全な日々を過ごすと共に、高齢者の孤独死を防ぐことが狙い──(同社)」としている。

 利用料金は『月額4,800円(税別)=1日あたり160円(税別)』。(*記事アップ時の情報です。詳細は公式サイトにてご確認ください)

[みまもりプレス編集部]

(*)画像出典:『タイホ防災』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

◎関連URL:タイホ防災株式会社
https://www.taihobousai.com/