みまもりプレス

2020年10月13日(火)

「電動車いす」の普及促進へ実証事業

高齢者の移動手段の活用可能性や課題を検証:つくば市

 つくば市(庁舎:つくば市研究学園)では、経済産業省の『電動車いす等安全対策・普及推進事業』と連携し、市内の高齢者に電動車いすをレンタルし、利用状況や移動時における様々な課題等を調査する実証事業を開始した。(期間:10月2日〜11月1日)

 高齢者が一人で自由に外出できるツールの一つとなっている「電動車いす」。その普及はまだ「限定的」であるという。電動車いすの利用の促進は、高齢者の移動・活動を促すだけでなく、自動車運転による事故の減少などにもつながるとされ、高齢化の進む日本において重要な役割を果たし得ることから、経済産業省では、電動車いすの普及の促進と安全性の周知のため「多様なモビリティ導入支援事業(電動車いす等安全対策・普及推進事業)」を、本件つくば市他全5都市で実施している。

 つくば市は、市内2地域に在住の高齢者に電動車いすを3週間貸与し使用してもらい、移動手段としての活用可能性を検証するほか、安全の周知を行う。電動車いすの使用前後での外出状況や意識の変化、また、地域における課題等について調査し、電動車いすの普及を促すことで「誰もが自由にストレスなく移動できるまちを目指します──(つくば市)」としている。

 使用される機体は『セニアカー(スズキ)』と『WHILL Model C(WHILL)』の2機種。 【A.Yagisawa】





(※)画像出典:『つくば市』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎茨城県つくば市
https://www.city.tsukuba.lg.jp

 
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