みまもりプレス

2020年9月25日(金)

『認知症フレンドリーシティプロジェクト』で見守り事業

「認知症の方の外出見守り・支援実証事業」を実施:福岡市×九州電力送配電

 福岡市と九州電力送配電(福岡市中央区)では、『ビーコン技術を活用した認知症の方の外出見守り・支援実証事業』を2020年11月1日より実施する。

 この事業は「人生100年時代」を見据えた持続可能なまちをつくるプロジェクト『福岡100』の新たな取り組みとなる。

 福岡市では,令和元年度より『IoTを活用した子ども見守り事業』を開始。ビーコンの電波を受信できる基地局などを市内全域に構築しているが、このほど、今後大幅な増加が見込まれる「認知症」の人への見守り・支援を目的として、本システムを活用した実証事業を実施することとなった。

 システムの具体的な仕組みは、(1)「認知症によって道に迷う心配のある人(=見守り対象者)」が携帯するビーコン端末(見守り端末)が、ビーコン信号を発信」(2)地域に整備した見守りポイントが、見守り端末のビーコン信号を受信(3)見守りポイントで検知した高齢者の位置情報を高齢者施設の職員や家族に提供するというもの。

 現在、固定ポイントは「約1,600ヵ所」に設置済みであり(2020年7月18日:時点)、2020年度末までに市内「約3,000ヵ所」への設置を予定しているという。施設や企業などが、見守り基地局を設置したり、家族・施設職員・地域の人々が『見守り人』アプリをダウンロードすることで「見守りポイント」が増え、社会全体での見守りのネットワークが強化されるという仕組み。 【A.Yagisawa】





(※)画像出典:『認知症フレンドリーシティ・プロジェクト』プレスリリースより。
(ソース元:日経プレスリリース)

【関連URL】
◎福岡市
https://www.city.fukuoka.lg.jp

◎九州電力送配電株式会社
https://www.kyuden.co.jp/td_index.html

 
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