みまもりプレス

2020年8月13日(木)

『みまもりパペロ』を活用した実証実験

福井県坂井市:求められる「新しい生活様式」で行う高齢者見守りを考える

 NEC(東京都港区)では、福井県坂井市へ見守りサービス『みまもり パペロ』の提供を開始した。坂井市では、新型コロナウイルス感染症により新しい生活様式が求められる中で、本サービスを活用した新たな高齢者の見守りの実現に向けた実証実験を行う。

 坂井市では、新型コロナウイルス感染症の影響により、地域による見守りや離れて暮らす家族による見守りが困難になっており、一人暮らしの高齢者の孤立化を懸念。そこで、非訪問・非対面で高齢者の癒しや家族とコミュニケーションを実現する『みまもり パペロ』に注目し、その有効性を検証するため実証実験を行うこととなった。

 本実証実験では、一人暮らしの高齢者10名を対象に「2020年8月1日〜9月30日」までの2ヵ月間実施される。坂井市では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い「新しい生活様式」が求められる中で、一人暮らしの高齢者が安心して地域で生活できるようにするため、この実証実験を通して『みまもり パペロ』を「新しい見守り方法として検討していく──」としている。

 『みまもり パペロ』は、コミュニケーション・ロボット『PaPeRo i(パペロアイ)』を活用した高齢者の見守りと楽しい生活をサポートするサービスで、顔検知機能や音声認識AI技術、さらにクラウドサービスを融合している。高齢者を見守るだけでなく、ロボットとの会話や、家族とのメッセージ・写真などのやりとりを通じて一人暮らしの高齢者の孤独感を癒し、生活をサポートするというもの。

 また、坂井市は『みまもり パペロ』を通じて、高齢者と離れて暮らす家族に代わって警備会社が緊急時に対応できる緊急通報サービスや市の防災メールが受信できるサービスにも取り組むとしている。 【A.Yagisawa】




(※)画像出典:『NEC』プレスリリースより。
(ソース元:日経プレスリリース)

【関連URL】
◎坂井市(福井県)
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp

◎日本電気株式会社(NEC)
https://jpn.nec.com

 
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