みまもりプレス

2020年6月2日(火)

IoT電球を使った見守り実証実験

『ネコサポステーション(多摩市)』地域独居高齢者を対象に開始:ヤマト運輸

 ヤマト運輸(東京都中央区)とハローライト(東京都千代田区)では、東京都多摩市にある『ヤマト運輸ネコサポステーション』で、IoT電球『HelloLight(ハローライト)』による見守りサービスの実証実験を実施する。多摩市在住の独居高齢者を対象とし、2020年6月22日より開始される。

 ヤマト運輸の『ネコサポ』とは、「暮らしのために、できること、いろいろ」をコンセプトに、ヤマトグループの経営資源が活用され、地域住民の快適な暮らしをサポートするためのサービス。

 団地内や近隣の商業施設内に設置されたコミュニティ拠点『ネコサポステーション』において、地域情報の発信や交流イベントが行われ、地域コミュニティの活性化が図られるとともに、自治体や地域事業者との協力体制によって、地域住民の生活をサポートする家事・買い物代行などの生活関連サービスなども提供されているというもの。

 今回の取り組みは、『ネコサポ会員』の宅内に設置されたIoT電球『HelloLight』が一定時間ON/OFFしない場合、この電球が自律的にネコサポ会員の指定した親族や知人、そしてヤマト運輸ネコサポステーションに異常検知のメールを発信するというもの。

 異常検知のメールを受信した際に、親族や知人はネコサポ会員に確認をとり、その際に連絡が取れない場合は、同ステーションに連絡。ネコサポ会員の自宅訪問が指示される。

 同ステーションスタッフが訪問のうえ「安否確認」を行い、応答がない場合や異常がある場合は、高齢者向けの相談窓口である地域包括支援センターや、必要に応じて警察などに連絡を行うというシステムになっている。

 『HelloLight』は、LEDとSIMが一体化しているIoT電球。電球本体が「LPWA(Low Power Wide Area)」に対応しており、点灯と消灯をチェックして、その動きがない場合は指定したメールアドレスに通知を行うというもので、「ゆるやかな見守り」として注目されているアイテム。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『ヤマト運輸』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎『ネコサポ』ウェブサイト
https://nekosapo.kuronekoyamato.co.jp/

◎IoT電球『HelloLight(ハローライト)』
https://hellolight.jp/

 
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