みまもりジャーナル

【みまもりTOPICs】2016年08月12日(金)

恥ずかしさの殻を破ったとき、心が開放された

笑いがおよぼす効果を実感:笑いヨガを体験してきました!

地域の輪を広げるための任意団体「笑い・つながりプロジェクト」(本部:千葉県八街市・山﨑厚志代表)で定期開催されている「佐倉・笑いヨガの会」を体験してきました。

笑いヨガは「ラフターヨガ」とも呼ばれるエクササイズ。「意識的に笑う」ことで、多くの酸素を自然に取り入れるという、ごくシンプルな健康法として、その支持者は年々増加中。ラフターヨガの普及に努めているNPO法人・ラフターヨガジャパンの公式ウェブサイトを閲覧すると、まさに日本全国に「笑いヨガ」を届ける団体が点在していることがわかります。

今回おじゃました「佐倉笑いヨガの会」を運営する山﨑厚志氏も、ラフターヨガジャパンの一員として笑いヨガの普及に努めていて、月に2回は本部のある「八街」と、そしてそのお隣の「佐倉」で定期的に「笑いヨガイベント」を開催しています。

体験してみていちばんよくわかったことは「大声を出すというのは気持ちがいい」ということ。大人になればなるほど、平穏な生活をすればするほど、だいたい「大声」を出す機会は少なくなります。しかし、この「笑いヨガ」はひたすら大きな声で笑う。可笑しくなくても笑う。知らない者同士がアイコンタクトをとりながら笑う。恥ずかしくても笑う──

[写真]緑豊かな境内を提供してくれる「正慧寺」(千葉県佐倉市)。

まず初対面の人の前で大声を出したり、アイコンタクトをとることに抵抗を感じるわけですが、しばらくするとその壁が少しずつ取り払われていくことに気がつきます。はじめは引きつりながら笑っていた顔も、徐々にこわばりが緩んでゆくことがわかり、各プログラムの締めで発する「イエーイ!」のかけ声も、終盤にはお腹から声が出てくるのがわかるようになりました。(これは気持ちがいい……)

「日常生活ではみな殻の中で生活していますが、笑いヨガのプログラムを行なうことで、その殻が少しずつ取り払われていくのです。だから『呼吸法』として鍛錬をすれば、心肺機能の強化などの効果が望めるのはもちろんですが、ストレスを取り払うメンタル面の効果にも大きな期待が寄せられているのです」(山﨑厚志氏)

確かに、かくいう山﨑代表も、はじめは「人の目をみるのが怖くて、苦手だった」と告白していましたが、今では「アイコンタクトの達人」と化しているわけですから、笑いヨガの威力を感じずにはいられません。

ラフターヨガの団体は全国に点在していて、それぞれが独自の工夫を凝らして展開をしていると聞きますが、「佐倉・笑いヨガの会」の特徴は「笑いヨガ」と「座禅」を組み合わせていること。山﨑代表の大学の先輩である「正慧寺(しょうけいじ)」住職の茂木氏の協力で、緑豊かな境内で笑いヨガをした後に、本堂にてじっと座禅を組むというプログラムが実現したのだそうです。

「『動』と『静』、一見正反対のものを一緒に行なうことで、それぞれの長所を際立たせることができます。大声でラフターヨガをして、座禅で気をしずめる。『サウナの後の水風呂』じゃないですが(笑)、それぞれがヒーリング効果を高め合っているのだと思います」(山﨑代表)

[写真]笑い・つながりプロジェクト:山﨑厚志代表

緑に囲まれた広い境内で、声が枯れるほど笑ったあと、本堂にしみ入る蝉の声をひたすらに聴きながら組む座禅。終了の声がかかって、半眼を解いたときに、一瞬世界が変わったような気がしました。 【YG】

NPO法人ラフターヨガ・ジャパン
http://laughteryoga.jp

佐倉笑いヨガの会(ラフターヨガ・ジャパン サイト内)
http://laughteryoga.jp/club/detail.php?id=501

 
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