昭文社ホールディングス（千代田区麹町）とその子会社であるマップル（千代田区麹町）では、安否確認サービス『おかえりQR』について、エフエム山口（山口市）と、地域貢献を目的とした共同事業契約を締結。2020年12月より「ラジオCM、番組内告知」を開始した。

　さらに山口県に縁のある企業に対し、地域貢献活動の一環として『おかえりQR』を自治体に寄贈するといった内容の協賛を募り、協賛企業第一号として、太陽石油（千代田区内幸町）が「山口県宇部市、山陽小野田市」に対して『おかえりQR』を寄贈することが決定したという。

　『おかえりQR』は、「シールとQRコード」が一体になった商材で、道に迷う心配のある高齢者や児童をはじめ、ペット、遺失物等にも対応した「早期発見支援サービス」。たとえば、『おかえりQR』シールを道に迷ってしまう心配のある高齢者や児童など、「見守りたい人」の持ち物などに貼り、シールに記載された「ID番号」とメールアドレスを事前に登録しておく。

　もし、見守り対象者が道に迷ってしまった場合、発見してくれた人が「QRコード」をスマホで読み込み、簡単な入力を行うだけで、その家族に現在の状況や発見場所の「位置情報」などを通知することができるというもの。（通知の際のそれぞれの個人情報は保護される工夫もなされている）

　FM山口と昭文社グループは、山口県内での認知症に伴う道迷いの増加など、認知症にかかわる諸課題の解決を模索していたFM山口と、地方での『おかえりQR』認知拡大に課題のあったマップルとの間で協業を模索する協議が重ねられ、今回の共同事業開始となった。 【A.Yagisawa】

（※）画像出典：『昭文社HLD』プレスリリースより。
（ソース元：PR TIMES）

【関連URL】
◎株式会社マップル おかえりQR事業推進課
https://www.mapple-search.biz/

◎株式会社エフエム山口
http://www.fmy.co.jp/