みまもりプレス

2020年5月8日(金)

世代交代の親子の愛情描いた絵本『あおいアヒル』

『産経児童出版文化賞・翻訳作品賞』を受賞:主婦の友社

 主婦の友社(東京都文京区)より、2019年9月に刊行された絵本『あおいアヒル』がこのほど、第67回『産経児童出版文化賞』で、翻訳作品賞を受賞した。

 同書は、「認知症の祖母」と過ごす家族との時間の中で感じた著者(リリア氏)自身の体験をもとに描かれたもので、「世代交代の親子の愛情」が爽やかに描かれている。

 『物語より』〜
 ある日、アヒルは青い池で「赤ちゃんワニ」と出会い、ママになります。 やがてワニが大きく頼もしく成長したある日、アヒルの記憶が少しずつ消えはじめました…。 そんな日々の中でも、ワニとアヒルの心の奥底にある、ゆるがない愛情が紡がれていきます。

 同社では「親の老い、介護に認知症…3世代で心の準備ができる絵本──子どもが成長すると、いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れます。この絵本には、親から子、子から孫へ、世代を繋いでいく私たちの姿が描かれています──」としている。

 『産経児童出版文化賞』は、1954年の学校図書館法施行とともに、「次の世代をになう子どもたちに良い本を」という主旨で創設された賞。毎年、前年1年間に初版として発行された児童書を対象に審査が行われており、大賞のほか、JR賞、美術賞、産経新聞社賞、フジテレビ賞、ニッポン放送賞、翻訳作品賞の7つの優秀作品が決定されるというもの。今回、『あおいアヒル』が受賞したのはこの中の『翻訳作品賞』。

 同書は全国の書店、またAmazonなどで販売中。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『主婦の友社』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎『あおいアヒル』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/4074397765

◎株式会社 主婦の友社
https://corporate.shufunotomo.co.jp

 
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