介護施設内での巡回見守り・異常時の駆けつけ、また情報通知などを行う自動駆けつけ介護ロボット『SOWAN（ソワン）』の受注受付が、高山商事（名古屋市中央区）にて開始された。『SOWAN』は同社とテムザック（福岡県宗像市）の共同開発によって誕生した自律走行型の介護ロボット。

　施設利用者の腕に装着された「活動量計（ウェアラブルデバイス）」から送信されてくる情報を継続的に見守りながら、建物内を自動巡回。例えば、利用者の脈拍数値が設定値を超えたりすると『SOWAN』はサーバからの出動指示のもと自動で居室まで駆けつけ、入室と同時に映像の録画を開始する。職員はその映像を遠隔で確認し、『SOWAN』を通じて利用者と会話することも可能だという。

　その他、認知症によるひとり歩き行動がある人など、事前に登録された利用者を巡回中に発見した際には、個人を認識し、部屋に戻ってもらうように声かけを行う機能や、転倒者を発見すると、警報を発してスタッフに知らせる機能。また、電池電圧が少なくなった時は、『SOWAN』が自ら充電スタンドへ戻り、充電完了後巡回を再開する機能など、多様なオプションも用意されている。

　共同開発にあたった高山商事とテムザックでは、料金プランの一例として「ロボット時給88円」と称し『SOWAN』導入の手軽さを訴求する。これからますます人手不足となっていくであろう「介護業界」の救世主として、こうした介護ロボットにも熱い視線と期待が注がれている。詳細は下記『SOWAN公式サイト』を参照。 【A.Yagisawa】

（※）画像出典：『ナイガイ』プレスリリースより。
（ソース元：PR TIMES）

【関連URL】
◎『SOWAN』公式サイト
https://takayama-co.com

◎株式会社高山商事
https://takayama-co.com/gaiyo/

◎株式会社テムザック
http://www.tmsuk.co.jp