みまもりプレス

2019年10月4日(金)

世代交代の親子の愛情描いた絵本『あおいアヒル』

介護や認知症、親との接し方──後悔する前に読みたい一冊:主婦の友社

 主婦の友社(東京都文京区)では、世代交代の親子の愛情を描く絵本『あおいアヒル』(リリア・作/前田まゆみ・訳)を発売した。

 成長した「ワニ」が「アヒル」を抱えて回想する場面ではじまるこの物語は、「認知症の祖母」と過ごす家族との時間の中で感じた著者:リリア氏自身の体験をもとに描かれたものなのだという。

(ストーリー)
ある日、アヒルは青い池で「赤ちゃんワニ」と出会い、ママになります。
やがてワニが大きく頼もしく成長したある日、
アヒルの記憶が少しずつ消えはじめました……
そんな日々の中でも、ワニとアヒルの心の奥底にある、
ゆるがない愛情が紡がれていきます。

 同社では「親の老い、介護に認知症…3世代で心の準備ができる絵本──子どもが成長すると、いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れます。この絵本には、親から子、子から孫へ、世代を繋いでいく私たちの姿が描かれています──」としている。

 寄せられた「読者の声」には、

■最近、親の老いに戸惑うことが多く、やさしくなれない自分がいましたが、世代交代。受け入れていこうと思いました。(50代女性)

■祖母の認知症がひどかったころに出会っていたら、少しは接し方が変わっていたかもです。(20代女性)

■介護する側、される側…事件があると他人事とは思えずドキッとすることも。根底には親子愛がなくてはと、改めて伝えてくれた絵本。(50代男性)

■頭ではわかっていても、心が置いてきぼりになることも。この絵本が深い思いを抱えた多くの人の心の支えになることを願っています。(50代女性)

 など、自身の体験と重ね合わせて述べられた意見も目立った。

 全国の書店、またAmazonなどで販売中。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『主婦の友社』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

【関連URL】
◎『あおいアヒル』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/4074397765

◎株式会社 主婦の友社
https://corporate.shufunotomo.co.jp

 
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