みまもりプレス

2019年10月3日(木)

『セニアカー』とその利用者見守る実証実験開始

位置情報や傾きデータなどから危険を通知:スズキ×NTTコミュニケーションズ

 スズキ(静岡県浜松市)とNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)の両社は、ハンドル形電動車いす『セニアカー』と、その利用者の状態を見守るサービスの実証実験を実施する。

 今回の実験では『セニアカー』の位置情報と傾きデータを、「GPS」「車載器センサー」「SIMカード」によって取得。NTTコミュニケーションズのクラウド上に収集されたデータから、異常な傾きなどが検知された場合、あらかじめ登録された利用者の家族などにメールで通知が届くというサービス内容が検証される。

 ハンドル形電動車いす『セニアカー』を製造・販売するスズキは、同製品のさらなる安心安全の実現に向けてIoT技術の活用に着目。また、NTTコミュニケーションズはIoTをはじめとするICTの活用で次世代の交通環境を実現する「Smart Mobility」の実現を目指す。両社は、それぞれの特性と強みを通じて、「高齢者が安心して移動できる環境の実現に貢献する」としている。

 

 今後は、収集対象をさらに拡大し、例えば「登録されたエリアから離れた事を検知・通知するサービス」や「異常な走行を検知・通知するサービス」などへの拡充も検討されているとのこと。 【A.Yagisawa】



(※)画像出典:『スズキ×NTTコミュニケーションズ』プレスリリースより。
(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎スズキ株式会社
https://www.suzuki.co.jp

◎NTTコミュニケーションズ株式会社
https://www.ntt.com/index.html

 
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