みまもりプレス

2019年5月23日(木)

『片手でも着やすいインナー』で着替えの負担軽減

すぐれた伸縮性で得られた施設関係者などからの好評価:ケアファッション

 「片麻痺」や「腕の上がりにくい方」でも着替えやすい『片手でも着やすいインナー』が発売された。ケアファッション(大阪市中央区)と、医療法人社団 甲友会 西宮協立リハビリテーション病院との共同開発によるもの。

 

 本製品は「伸縮性」に富み、特に片手で着る場合に難しいとされる「頭を通す動作」が従来より容易にできるというのが特徴。「右手麻痺用・左手麻痺用」の商品は、麻痺のある側に「赤のステッチ」が入れられ、裾からそのステッチに沿って手を通す事によって比較的楽に着られるよう工夫がなされているという。

 「実際に入院中の患者さんにお願いし、更衣動作を伸縮性のある商品と従来のオーバーサイズの商品とで比較検証をしたところ、伸縮性のある方が着替えの手順も簡潔で、着替えにかかる時間も最大約20%軽減する事ができました。4月に行われたバリアフリー展2019(大阪)に出品したところ、施設関係者・理学療法士・作業療法士の方からも好評を得ました。現在は婦人用のみですが、紳士用のご要望を多くいただき、今後商品化に向けて取り組んでいきたいと考えております──」(ケアファッション)

 身体的な障がいのある方の場合、大きめのサイズが選ばれがちな中、「大きいサイズのものは余分なヨレやシワなどが生じて必ずしも着替えやすいとはいえず、また、着心地もいいとはいえなかった──」といった現場の声に応えるかたちで、今回の『片手でも着やすいインナー』が開発されたのだという。【A.Yagisawa】

 

(※)画像出典『ケアファッション』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎『片手でも着やすいインナー』商品サイト
http://www.carefashion-online.com/shop/g/gW018987401/

◎株式会社ケアファッション
http://www.carefashion.co.jp/

◎医療法人社団 甲友会 西宮協立リハビリテーション病院
https://www.nk-hospital.or.jp/reha/

 
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