みまもりプレス

2019年4月1日(月)

「IoT照明器具」による異常検知ソリューションで実験

超高齢社会の課題解決:賃貸マンションアパートのオーナー対象に:NECライティング

 NECライティング(東京都港区)では、2019年3月より『IoT照明器具による異常検知ソリューション』の実証実験を開始した。

 本ソリューションは、高齢者専門の不動産会社『R65(東京都杉並区)』の山本遼社長が取り組んでいる「社会課題の解決」を共に目指したもので、賃貸マンションや賃貸アパートのオーナーや管理会社を対象に共同開発された。

 実際に異常検知を行うのは「見守りセンサー」を内蔵した照明器具『IoTシーリングライト(CrossFeel PF)』で、長時間室内での活動を検出できなかった時に「異常発生の可能性が高い」と判断して、オーナーや管理会社(サービス利用者)に注意喚起のメールを発信する。注意メールを受信した「見守りサイドの当事者」は、クラウドにアクセスして、現在の状況を把握したり、入居者に声かけを実行する。

 「照明器具」というのは、もともと天井の中央に位置して電源も供給されており、「見守り機器」の設置にあたっては、新たな設置場所や電気工事も不要という利点がある。このような特性が、山本社長(R65)の想定した「ゆるやかな見守り」と合致したのだという。

 『IoTシーリングライト』は、取り付けるだけで「3G通信」を開始。Wi-Fi環境の準備や、通信設定等の複雑な手間が不要というのも特徴として挙げられている。

 なお、NECライティングは、2019年4月1日より『(株)ホタルクス』として生まれ変わり、引き続き『NEC』ブランドでの照明事業の開発・製造・販売を行うとのこと。 【A.Yagisawa】

(※)画像出典『NECライティング』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎NECライティング株式会社(株式会社ホタルクス/2019年4月1日より)
http://www.nelt.co.jp/

◎株式会社R65
https://r65.info

 
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