みまもりプレス

2018年06月29日(金)

認知症を「VR」で擬似体験するセミナー

認知症介護の負担を減らすために組まれたカリキュラム:日本高齢者アタッチメント協会

 日本高齢者アタッチメント協会(事務局:東京都北区)では6月27日、『目からウロコのVR認知症体験セミナー』を開催した。

 この催しは、認知症の人から見た世界をヴァーチャルリアリティー(VR)を使って疑似体験し、「主体的・対話的に学ぶ」というのが目的。同協会が作成した「認知症の状態を体験するVRコンテンツ」を、ヘッドセットとスマホを使って視聴。映像には「頼んだことができない」「生活上の行動がわからない」など、認知症の代表的な状態ごとに分けられた3つのエピソードが用意された。

 例えば「頼んだことができない」では、自身が「79歳の架空の人物」となり、ソファーに座っていると娘に用事を頼まれる。しかし、物事を理解できない状態になってしまい、自分のいらだちと娘のいらだちを体験する──。

 講座内では認知症について学び、映像では認知症の人、介護者が登場してやり取りを行なう「VR」を体験する。第三者の視点(対話的な視点)からも、認知症の人との適切なコミュニケーションを学ぶことができるという。

 「つまり、このような認知症の人との日常生活にありがちな細かいシチュエーションをVRに取り入れ、認知症を理解しその先にある『認知症の人とのコミュニケーションをどうしたらいいのだろうか──』と言うところまでを主体的・対話的に学ぶことを目的としています」(同協会) 【A.Yagisawa】

(※)出典『日本高齢者アタッチメント協会』プレスリリースより。(ソース元:アットプレス)

【関連URL】
◎目からウロコの認知症セミナー+VR講座
https://ninchishoucare.jp/wp/vrseminar/ 

◎日本高齢者アタッチメント協会
https://ninchishoucare.jp/wp/ 

 
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