みまもりプレス

2017年11月21日(火)

ロボットで、乗り物で、車いすでもある『RODEM』

次世代型スマートモビリティが車いすの常識に挑戦:テムザック

 車いすの常識が変わるかもしれない──。
 多様な実用ロボットを手掛けるテムザック(本社:福岡県宗像市)が11月20日より販売受付を開始した『RODEM(ロデム)』を見ると確かにそんな気がしてくる。

 

「質の高い生活を、すべての人に」というコンセプトのもと、介助者・被介助者双方の負担を減らし、誰もが暮らしやすい社会を実現したいとの想いで開発された既成概念にとらわれない新しい製品、それが『RODEM』。「座る」から「乗れるロボット」に進化を果たした次世代型スマートモビリティだ。

 NEDO(ネド/国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援を受け、福祉大国デンマークで実証実験が行なわれた。そのテスト結果をもとに安全性の追求、更に実用化に適した機能・ユーザビリティの向上が図られた。ユーザーの思いによって、時にはロボット、時にはモビリティ(乗り物)、時には車いすとしての役割を1台で果たしてくれるというのが特徴。

 テムザックが掲げる<6つのメリット>は次の通り。

1.ベッドや椅子からの乗り移りがスムーズに
2.狭い場所でも旋回がしやすい
3.スマートフォンで遠隔操作ができる
4.歩行者と視線の高さを合わせることができ、会話しやすい
5.生活空間を広げ、自立度をアップ
6.前傾姿勢により、気持ちが前向きになる

 同社ではこの他、医療、コミュニケーション、レスキュー、警備などの実用ロボットを手がけている。 【A.Yagisawa】

(※)画像出展「テムザック」プレスリリースより

【関連URL】
◎株式会社テムザック
http://www.tmsuk.co.jp

 
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