みまもりプレス

2017年09月27日(水)

関西電力の『見守りサービス』提供が本格検討段階に

関西一円の変電所や電柱が位置情報検知の基地局に:関西電力×otta

 関西電力(本社:大阪市北区)では、位置情報などを検知できる見守りサービス『かんでん見守り隊 OTTADE!』の提供に向けて、本格的な検討を開始した。

 本サービスは、IoT技術を活用した広域見守りサービスを展開するotta(オッタ/本社:福岡市中央区)との提携によって同社の技術を活用するものだが、本サービス自体は関西電力ブランドとして提供される予定。

 キーホルダーなどに電波受発信器「ビーコン」を搭載させた専用端末を、見守り対象となる高齢者や児童に携帯してもらうことで、その位置情報履歴を家族らがスマホなどで確認することができる。

 「ビーコン」から発信される電波は、専用に検知端末で受信する。検知端末は、住宅や店舗、公共施設などのコンセントにカンタンに設置することが可能で、本サービスの基盤を速やかに構築できるという点が特徴。

 本サービス専用のアプリケーションは無料でダウンロードでき、スマホや車などを検知端末として利用することも可能という。

 関西一円に広がる「関西電力グループ」の変電所や電柱などの設備を、基地局設置場所として有効活用することによって、よりきめ細かな広域見守りネットワークを迅速に構築することができるというのは注目点。

 両社では、平成30年度を目標に、まずは登下校中の児童を対象とした見守りサービスの展開に向けて実証試験を開始。それらの結果を踏まえて、高齢者の見守りなど、サービス拡大も検討してゆく予定 【A.Yagisawa】

(※)画像出展「関西電力」プレスリリースより

【関連URL】
◎関西電力株式会社
http://www.kepco.co.jp

◎株式会社otta
https://www.otta.me

 
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