みまもりジャーナル

2017年3月30日(木)

路線バスに『みまもりタグ』感知器を設置

徘徊高齢者の位置情報蓄積の一助に:奈良交通

奈良交通株式会社(本社:奈良市大宮町)では、同社が運行する路線バスの一部に「みまもりタグの感知器」を設置する。

本件は、国土交通省の「平成28年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」に係る補助事業の対象に選定されているもので、3月3日(2017年)に奈良県生駒市と綜合警備保障株式会社との間で結ばれた「地域見守り体制整備・活性化に関する包括協定」の一環によるもの。

今回の施策の目的は、「みまもりタグ」を携帯している徘徊中の高齢者が「感知器」を設置した路線バスとすれ違った際、自動的にその位置情報などをサーバに記録させるなど、見守り情報を蓄積すること。

こうして残された位置情報の履歴は、行方不明者捜索の重要な手がかりともなり得る。

地域に根ざした交通インフラ網を活用することで、より身近な徘徊高齢者の保護につなげたい考え。

実際に感知器が設置されるのは2017年4月以降から。【A.Yagisawa】

◉奈良交通
http://www.narakotsu.co.jp

◉綜合警備保障:アルソック
http://www.alsok.co.jp/lp/hs06/index.html

◉奈良県生駒市
http://www.city.ikoma.lg.jp

 
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