みまもりジャーナル

2016年10月21日(金)

名古屋工業大学が見守りシステム実証試験を開始

認知症高齢者徘徊見守りシステム『見守りプラス』を活用し大阪市内で

名古屋工業大学(所在地 名古屋市昭和区)では、徘徊する認知症高齢者を発見するための見守りシステム研究・開発を目指して、大府市内で実証試験を行う。

平成26年度(2014年)から開始されているこの実証試験は3年目を迎えている。 今回は「固定型受信機設置」による位置情報取得の実証と「徘徊捜索模擬訓練」でのシステム試験活用の実証を共和西自治区内で行われる。

具体的には、「固定型受信機」を共和西自治区内の公共施設、商店など計16カ所に設置し、試験期間中に住民10人の外出時のデータを収集することで、固定型受信機の有用性を検証する。

「徘徊捜索模擬訓練」では、名古屋工業大学・未来医療介護健康情報学研究所が開発した「認知症高齢者徘徊見守りシステム『見守りプラス』」が用いられる。

同システムは徘徊者が持つセンサーの信号を、その周辺(50メートル以内)にある端末(スマートフォン、固定型受信機)が検知すると、検知場所の位置情報を徘徊者の家族等に伝えることができるというもの。【YG】

今回の試験期間は平成28年(2016)10月14日〜平成29年(2017)2月末までを予定。

◉名古屋工業大学(NEWS&TOPICS)
http://www.nitech.ac.jp/news/press/2016/5100.html

 
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