みまもりジャーナル

2016年10月05日(水)

生活音などで分析するプライバシー配慮型見守りサービス

IoT駆使した居住者見守りソリューションを事業者向けに提供:富士通

富士通(本社 東京都港区・田中達也社長)では、「IoT」を活用した居住者の見守りサービス『FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE(フジツウ アイオーティー ソリューション ユビキタスウェア、居住者の見守りソリューション』の提供を11月下旬より開始する。

本サービスは、自治体や住宅事業者などに向けての提供を想定のもと、生活の様子を24時間見守り、安心して暮らせる住まいづくりや高齢者ケアをサポートするという内容。

大きな特徴としては、同社独自の「ユビキタスウェア センサーアルゴリズム」を活用して、居住者宅内の「生活音の有無」や「人の動き」などの情報から居住者の状況把握を行うという点が挙げられる。小型カメラでの撮影や会話の録音などは行わずに、「生活音などの〝音〟」を中心に分析がされるため、プライバシーに配慮した見守りが可能となっているという。

そうした分析の中から異常が疑われる場合には、看護師が24時間365日常駐している同社グループ・富士通ソーシャルライフシステムズが運営するコールセンターに通知されて、必要に応じて「家族への連絡」や「居住者宅への駆けつけ」などが行われる。

併せて、居住者からの緊急通報や健康に関する相談についても、コールセンターに常駐する看護師が24時間365日対応してくれる。

居住者宅の状況を把握するためのアイテム『ユビキタスウェア リモートケアベース』の設置については、配線工事などが不要なため、新築・既築を問わず容易に導入することができ、迅速な事業の立ち上げも可能。

同社は「本ソリューションにより、居住者が安心安全で健やかに過ごせる居住空間づくりを支援します」としている。【YG】

2016年11月下旬よりサービス開始。

◉富士通
http://jp.fujitsu.com/

◉富士通ソーシャルライフシステムズ
http://www.fujitsu.com/jp/group/fsls/

 
ページのトップへ戻る