みまもりジャーナル

2016年08月29日(月)

『Pepper』を使った介護サポート実証テスト実施

ロボット遠隔操作システム『VRcon for Pepper』活用し利用者と会話:アスラテック

ソフトバンクグループのアスラテック(本社:東京都千代田区)では、人型ロボット『Pepper(ペッパー)』を介護施設で活用するための実証テストにおいて、同社のロボット遠隔操作システム『VRcon for Pepper』(ブイアールコン・フォー・ペッパー)を活用した。

この実証テストはソフトバンク(本社:東京都港区)と、M-SOLUTIONS(本社:東京都新宿区)が共同で行っているもので、介護現場に遠隔操作ロボットを導入することで、十分な介護サービスの提供とヘルパーの負担軽減の両立の実現性を実証することが目的。

『VRcon』を用いて、ヘルパーらが『Pepper』を遠隔操作し、離れた場所にいる介護サービス利用者に対して、ロボットを通じたコミュニケーションや見守りなどを行なった。

『VRcon』は、インターネットに接続された『Pepper』を遠隔地から自由に操作することができるソフトウェア。操作はスマートフォンやタブレット、パソコンなどで行ない、映像や音声を使った『Pepper』ならではのコミュニケーションを可能にする。

オペレーターとして操作しているヘルパーさんの声を『Pepper』のスピーカーから出力できるほか、キーボード入力した内容を『Pepper』の声で読み上げることもでき、リアルタイムでの自由な動き、会話が行なえる。

実証テストは、東京都足立区の介護施設『わかばケアセンター』にて、8月24日・25日の2日間にわたり実施され、多くの介護サービス利用者やヘルパーが、この新しいコミュニケーションを体験した。

アスラテックでは、「今回の実証テストを体験した方の声も反映させ、ソフトバンクおよびM-SOLUTIONSと協力して、介護施設でのPepperおよびVRconの本格導入に向けて取り組んでいきます」としている。【YG】

実証テスト実施日:2016年8月24日(水)・25日(木)。

アスラテック
https://www.asratec.co.jp

 
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