みまもりジャーナル

2016年07月01日(金)

健康寿命延伸に資する「サ高住」を目指し運営受託

第1号となる『プレミオ川口』は来春に開設予定:LIXILシニアライフカンパニー

総合住生活企業のLIXIL(=リクシル・本社:東京都千代田区)の社内カンパニー「シニアライフカンパニー」では、「健康寿命延伸に資する」というサ高住モデル『Premio(プレミオ)』の運営受託事業を開始する。まずは埼玉県川口市に『プレミオ川口』を第一号として開設を予定している。

介護付有料老人ホームや住宅型有料老人ホームを運営する同社だが、今回の施策は初の試みだという。

『Premio』の特徴として同社は「建物設計の段階からユニバーサルデザインの採用はもちろん、高齢者にとって過ごしやすい住まいづくり、提供サービス・運営監査・人材育成のノウハウも提供します。さらに、LIXILグループの総合力を活用し、入居後におけるご自宅などの管理サポートを行うことも可能です」と語る。

運営に当たっての特徴としては、シニアライフカンパニーが運営している『フェリオシリーズ(介護付有料老人ホーム)』『レジアス(住宅型有料老人ホーム)』での経験が活かされるという点。また、一般的な「サ高住」の事業モデルであるサブリース(一括借り上げ)方式ではなく、LIXIL本体が事業主(=地域の地主・法人など)から運営を受託して「事業主、建設会社、LIXIL(運営)」が、まさに三位一体で展開する事業モデルというところが注目点。

「これにより、事業主も自主運営を行うノウハウを取得しながら、将来的に多数のサ高住を運営する独立した事業として展開することが可能となります」と同社。

第一号としてオープン予定の『プレミオ川口』は、65歳以上の高齢者単身世帯数が埼玉県内において2番目に多いという統計が元となり、川口市内の開設となった。

近隣には、温浴施設や文化施設、運動公園、総合病院などシニアライフにとっての環境が充実しているほか、公共交通機関によるアクセスにも優れている。また、建物内にはメイン通りに面した地域交流室が設けられて、入居者や地域住民向けに健康をテーマとしたセミナーや交流プログラムなどのイベントも開催されるという。

入居向けの生活支援サービスとしては「見守りシステム」「医療・介護連携」「コンシェルジュサービス」なども充実させた。【YG】

LIXILシニアライフカンパニー
https://www.jsgsl.co.jp

 
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